【特集】 「工芸大の学び」 - vol.1 工学部 メディア画像学科

メディア画像学科の研究ココに注目!

無限の可能性を若い人たちにも味わってもらいたい

「私は16年間、(株)リコーでプログラムの開発を行ってきました。商用ソフトに求められる要求は厳しく、他社では真似の出来ない新しい発想のプログラムを開発することです。高い性能を発揮しながら、メモリ容量やファイルサイズを最小限に小さくまとめ、解りやすいコメントを残す。厳しい企業の最前線で経験した私の知識やノウハウを若い学生たちに伝えていきたいと思っています。今の私は若い人材を育てることに最大の喜びを感じています。自分のアイデア、発想をプログラムによって具現化し、世の中を動かしていく。その面白さ、無限の可能性を若い人たちにも味わってもらいたいと思っているからです」と徳山教授。

CG応用研究室

CG応用研究室」の名称からCG制作の研究室と思われる人もいるが、この研究室が行っているのは「プログラミング」。3次元CG(3DCG)、3次元CAD、ゲームプログラミング、スマートフォンアプリの開発など。研究生たちはマルチメディア社会の様々な分野で役に立つプログラミング技術を身に付け、更に新しいプログラムの開発を行っている。

高いプログラム制作能力を持っている人材を企業は求めている。そのため、この研究室の就職率は良いという。一流企業へ就職した卒業生が多く、システムエンジニア(SE)、ゲーム開発など、社会の最前線で活躍している。

学生の声

私たちの目指している将来はそれぞれ違います。SE、ゲームプログラマー、Webデザイナー、CGデザイナーなど、共通していることはただ一つ。それはプログラムを書くことです。プログラムを作る能力を磨いて、一歩でも徳山先生に近づきたいと思います。徳山先生は優しくて、寛容で、思いやりのある先生です。


徳山 喜政 教授

1956年、台湾生まれ。台湾大学を卒業後、東京大学大学院修了。博士(工学)。(株)リコーソフトウエア研究所で約16年間「3次元CADシステムの開発」に取り組む。当時、開発した「DESIGNBASE」は世界の3大CAD用中核ソフトと評された。2002年、本学に着任。3次元 CG技術、アニメーション生成技術、ゲームプログラミング技術、3DCGアニメーション制作などの指導を行い、毎日コンピュータと格闘。休日にはウォーキングと花や自然の写真撮影を楽しむ。

メディア画像学科 研究室一覧