はじめに

光で探り、デジタルで考える
〜光と情報が織りなす知的システムの実現に向けて〜

光システム研究室では、光・波動のさまざまな性質を応用し、対象物から有用な情報を抽出する手法を主に研究しています。
虹色に輝くCD。音のディジタル量が、ピットと呼ばれる微細なミクロン単位の凹凸として記録されています。これを光の針でなぞりながら、その凹凸を音の情報に変換していくCDピックアップ。この装置は、CD面の凹凸を高精度に測る計測システムと言っても良いでしょう。この装置には、ピットの凹凸を測定するために、光学系や情報処理系にさまざまな工夫がされています。
この研究室ではこの例のように、光とディジタル処理を使って情報を取り出すシステムの研究をしています。また、取り出した情報を3次元画像として再生する研究をしています。

光と人間とを結びつけるシステム技術を開発します。

研究内容

光を用いた計測は産業分野など、多くの分野で使われています。そのうち今後の研究の方向性を図に示します。 メディア応用では、主にディジタルホログラフィーの応用を研究していきます。そのもう一つの応用は、バイオ応用で生体計測を行う予定です。環境応用では、光ファイバーを使った環境計測を目指していきます。
主な具体的な研究テーマを下記に挙げます。

  1. 光波面の高速な計測法の開発(干渉計測)

  2. ディジタルホログラフィー

  3. 長距離・大型マルチ画面表示のための光システム設計

  4. 光ファイバー計測応用

研究設備

学生居室、干渉実験室、クリーンルーム実験室など
写真はこちらからご覧頂けます。

研究活動について

担当教員:中楯末三 教授

研究人員:大学院生3名(博士課程1名、修士課程2名)、研究生7名(2006年4月現在)


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Last Modified 04/04/2006 13:38