近々特に乾燥した人間観に走っています。

  人は必ず他人と自分とを比較します。そうやって自分が常に優位
かどうかを管理しているのでしょう。電車に乗るときも、人より早
く乗りたいし、渋滞の時も人より早く前に進みたいのですね。

女の人を愛する理由なんかはその典型です。
「体だけじゃ嫌!」
これなんかは理由は明白です。精神的結びつきなくして、良い子は
育たないからです。子孫を反映させるためにプログラムされた欲求
です。
  優れた子孫を残すために女性が持っているプログラムには脱帽さ
せられることがしばしばです。人に比べて自分がスタイルがいいか
どうかは、それこそ素晴らしい種を持っている男をひきつけるため
に、女性にとっては大問題です。したがって良いスタイルに見せる
ために、椅子から立ち上がる時には本能的に胸をつきだし、濡れ場
を思わせるけうとい表情で、フェロモンをぷんぷんさせます。

  人が自然に起こると思っている感情のほとんどは、全て良い子孫
を残すために先天的にプログラムされていると思われます。いやい
や、違うと思ってもだめです。あなたのその向上心、大切なものに
かける情熱、何をとっても種の保存という歌が聞こえてくるでしょ
う。

  世代交替だって、一世代では吸収しきれなかった環境の変化に適
応していくために、もはや違う個体に受けついていかなくてはなら
ない仕組み。「老いては子に従え」とは良く言ったものですね。

全てのバイタリティだって、性欲が根源です。頑張っている姿を誰
かが見ていると思っているのを気がついていますか?必ず見ている
人を探しながら頑張っているんです。そして、それが家族だったり、
恋人であったり、友人だったりしますが、一番根源的な部分から発
しているのは、恋人だと思います。そしてその恋人は、良い種が残
せるような、才色賢美なものを望んでいるはずです。

もうここまで書かれると乾燥してきたでしょう?

「君はそんなふうに人生を見て面白いのか?」と問うでしょう。

期待は外しません。ちゃんと楽しいですよ。「だから人間だ。」と
答え、彼らの所作を受け入れ、楽しく生きる術を見出すのはそうい
うこと(プログラム)を発見してからなのだ、ということを見出すに
至りますからね。

ここがウェットだ、という報告お待ちしております。