情報伝達手段として大きな役割を担う印刷技術はコンピュータの発達に伴い進化しています。私たちの身の回りは、本、雑誌、新聞、パンフレット、パッケージ、花柄や木目などが印刷された家具や建材など、印刷により作成された製品があふれています。 これらは、次のような工程で作成されます。

写真やコンビユータグラフィックスによる画像の作成 → コンピュータによる画像処理や編集 → 製版 → 印刷

 本研究室では、美しい印刷物が短時間で得られるよう、 編集された画像データから、直ちに製版できる平版印刷版に関する研究を行っています。
 平版は、表面の性質の違いによって、インキの付着する部分と付着しない部分が形成される印刷版で、製版が簡単で高画質の印刷物か得られるため、現在、多くの印刷物が平版により印刷されています。
  
 印刷関係の研究室を有する大学は非常に少なく、印刷に関する知識をもつ学生は社会から求められています。

[教員および主な研究]

  准教授 二見一男 博士(工学)

  ・短時間で製版できる平版印刷版の研究
  ・新しい平版印刷版作製についての研究
  ・平版作製のためのアルミニウム表面の改質
 

電子顕微鏡による試料の観察

ある日の研究室

印刷メディア研究室
メディア画像学科
東京工芸大学
工学部