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画像を光にそして、電子情報に変化する、または逆のプロセスを行っています。その一つとして現在、ファクシミリやコンピュータに接続するイメージセンサについて、新素材を使った光エレクトロニクスデバイスを取り組んでいます。画像工学のうち光電変換デバイスと電子回路システムに関する研究を行っています。
1年から3年までバイトや部活動、サークル、に熱中するのは悪いこととは、私は思いません。しかし、バイトに限って言えば、1年から3年までバイトに専念した場合、そろそろ、何か虚しい気がしていませんか?
・やりたい研究内容である。これは確かに重要です。
やりたい事が決まっているなら、それに向かってガンバッテください。
確かに、人生の分岐路として、就職は重要な問題です。ただし、よい就職って何ですか?
一流企業といわれる会社に入る事ですか?。一般的にはそうでしょう。
しかし、うまく、その会社に入れれば、すべてOKですか?
分かりますよね、人生そんなに甘くありません。入れても入れなくても。
どこに身を置こうと、時間とチャンスは平等(*)に流れますから、ガンバッタ人に神様は微笑む。(**)ハズです。
いい会社に入れれば、楽ができて、これで安泰なんて事は絶対ないです。
1年から3年までロクに勉強もせず、最後の1年も楽な研究室に行って、半分バイトしながら、適当に卒研をやって、最後に楽しい卒業旅行を思い出に、卒業して行く。就職先も、とりあえず内定くれたところに決めて、なるべく自分の時間を大切にして、仕事に対しては夢も希望も語らない。とにかく、なるべく汗もかかず、努力もしないようにして、人に言われたことだけして年をとる。
研究に携わる場合、最終的にどういう「人(教員)」と出会ったかと言うことが重要です。どの「大学」ではありません。偏差値の高い一流大学を出たからといって人生保証されたわけでは(多分)ないのです。
私の場合ですが、青山学院大学の永田勇二郎教授との出会いが、私の人生を決めたようなものです。
私は、学生時代、電気電子関係に興味があり、研究室もそういう方面を目指していました。たまたま、永田研究室を訪ねた時に、先生ご自身でガスボンベを動かしているお姿を拝見しました。今まで知らない「物性」という分野でしたが、内容はともかく、この人(先生)の所で研究できるなら、何かが出来るという、直感に近い、90〜180度方向の異なる選択でした。
今思うとこの選択が、私の人生の最大の分岐点でした。
私の場合、特段頭が良い訳でもなく、おまけに助手で居残った時代に大病(特定疾患;いわゆる難病認定)したこともあって、学位(Dr.)を取るのは、程遠い状況でした。
しかし、何故でしょう、恩師は私がDrを取得できるように、研究実績を積み立てられるように導いてくれました。その時点で、私にそれだけの資格も実力も無かったように思えます。そんな、私を研究室初代のDrとして、永田先生が推薦するには、カナリのリスクと勇気が必要だったハズです。
きっと、その後の、成長を期待して(担保にして)くれたのでしょう。
そういった意味でも、なにも言わず、私に期待してくれた「人(教員)たち(a)」と出会った事は、人生の最大の有り難い選択だったと思っていますし、現在の私の原動力でもあります。
繰返しになりますが、希望の研究室に入れても、入れなくても、希望の会社に入れても、入れなくても、その事自体にあまり意味があるとは思えません。あなたの心に火をつけられる、人に会えるかどうかにかかっています。
(*)チャンスは平等:運のいい人、悪い人。チャンスの確率は不平等に見えるかも知れません。チャンスは、滅多にやってきませんが、そのチャンスを活かせるかどうかにかかっています。チャンスの神様が、振り向くのは一瞬だそうです。その際にチャンスを掴めるかどうかは、それ以前の心がけに依存しているらしい・・・。
(**)いくら働いても、恵まれない(ガンバッタからと言って、報われない)事例は、この話とは矛盾します。
上記の話は、研究室を選択する前までに、気が付けばの話です。
社会に出てから、10年も20年も経ってから気がついてガンバッテも遅いのです。
こういった、意味からも「研究室選び」、よいご縁があることを願っています。
(a) 秋光純教授、(故)犬塚直夫教授、現在のBoss大塚正男教授らには、多大にご配慮と援助をうけております。
楽観主義者は幸福になる。悲観論者は幸福になれない。
これは事実だ
だったら、幸福になれる道を旅した方がいい。
第一、夢を語らず、リスクを伴わない行動に魅力があるはずがない。
つまらない人生を送りたくなければ、勇気を持つことだ。
リスクを背負った楽観主義者として。
<むか〜しの、転職雑誌の冒頭に書いてあった、内容のうる覚えです・・・>