電子画像研究室

./News

[2009.11]

H22年度卒業研究生・演習生希望者へ


研究室説明会は10月8日(木)説明会を開催する予定でしたが 
台風18号の影響で 10月22日(木)に延期になりました。

当研究室では、SF映画や未来のマンガにはすでに登場している、光らない時には透明なディスプレイを作製する研究をしています。さらに、これを薄いプラスチックフィルムの上に作ることで、曲がって(フレキシブル)、透ける(透明)な、ディスプレイの開発も進めています。これらを、メガネやヘルメットのシールド、さらに、直接、服につけるウェラブルなディスプレイ、このような、「みらい」っぽいものを創っています。

・主たる研究テーマは、非発光時に透明になる「透明有機EL素子」で 技術的には、有機EL用の 「折り曲げ可能」、かつ 「低ダメージ(下層の有機膜を壊さない)」 @透明導電膜@の材料探索と作製プロセスの確立です。

・最近では、11型「有機ELテレビ」や 携帯電話の(メイン)画面などに 搭載、実用化が計られています。これに伴って、有機ELパネルやパーツの 供給が行われるようになっていましたので、これらの新しいパーツを使って いままでにない、コンセプトの表示素子の作製も研究のテーマに繰り入れました。
有機電子材料はいままで、ディスプレイには適さない材料と思われていましたが、有機EL素子が実用化に到り、研究が盛んになりました。この材料を用いることで今まで出来なかった、みらいの素子の実現が可能になりました。このみらいの研究に興味のある方にとっては、有機(勇気)のもてる、明るいテーマです。

10/22(木)の研究室の説明の際に、研究室の公開日時をお知らせしていませんでした。
当研究室では、おおよそ、誰かしら部屋にいるので、遠慮なく訪ねてきてください。
小生がいる(在室の)場合は、声をかけてください。

○電子画像研究室 と ディスプレイデザイン研究室の合同中間発表会を
10/27(火)[2時限とお昼休み] で実施します。
この発表会は3年生に公開しています(どなたでも、見学可能)ので、研究内容等に興味ある方は 是非、いらしてください。(途中見学、途中退出可←見学者に限る)
場所は9号館3階、学科ゼミ室です。


<どうせやるなら、楽しく研究して、実績も残そう!>


当研究室では、非発光時に透明になる「透明有機EL素子」を中心に行っています。
面白がって、研究してくれたお陰で、H17,H19,H20と3年連続で、
(社)電子情報通信学会 東京支部 学生奨励賞受賞しています。

まあ、そんな重い話はどうでもいいから、どんな感じかは、下記をご覧ください
*2008年は 当方の海外出張(国際会議)が多く、スケジュールが取れませんでした。
なので、2007年のゼミ旅行(箱根)の様子。

神奈川県立生命の星・地球博物館(その1)

神奈川県立生命の星・地球博物館(その2)

ゼミ旅行なので、(当然ですが)ゼミもします

宿泊場所でのバーベQ(その1)

宿泊場所でのバーベQ(その2)

翌日はアサヒビール工場見学

味見!、先頭の方は見学のガイドしていただいた方です。


・笠原嘉浩さん_18件受賞の1件/発表総数153件
えんのき No.52掲載


・小長井晶子さん_18件受賞の1件/139件
えんのき No.48掲載



・市原正浩くん_受賞17件の1件/発表数109件
えんのき No.44掲載





・大学院進学希望者を歓迎します。
・物作りが好きな人を歓迎します。
・これらのデバイスが面白いと思える人を歓迎します

・研究室の訪問を歓迎します。
 10号館4階 電子画像研究室B にいつでも見学に来てください。
内田宛てでも、優しい先輩宛てでもOK!
優しい先輩が親切に説明してくれます。お気軽におたちよりください。見学自由

メールでも質問を受け付けます、遠慮なくどうぞ!


研究テーマ

 すでに、電子画像研究室では、誰でも、透明有機ELが作製できるように、条件を押さえてあります。
H18年度はこの透明有機ELを使って、面白いデバイスを作製しようと思っています。

・スカウターを作る!、スカウター(メガネ式画像表示装置)を作製する。


・透明有機ELを積層させたRGB積層型、1画素フルカラー素子の作製
 これまでない、カラー表示素子を作製します
 この研究は、画像表示の分野で、かなりインパクトがあります。



・透明フレキシブル封止膜を伴った、フレキシブル透明有機EL素子の長寿命化の検討
この研究のために、特別注文の装置(トランスファーシステム&トランスファーポート口改造2箇所)を立ち上げました。

以前の大学院生(4名)の内定先
((株)アルバック, トッキ(株),凸版印刷(株),オプトレックス(株))


H21年の修士学生は 修士2年生3名、修士1年生、1名、合計4名です。 <

■H17年度 ハイテクリサーチセンタ 始動

プロジェクト2 テーマ「透明フレキシブル両面発光ディスプレイデバイスの開発」
平成21年が最終年度です。




CEATEC2004,あつぎテクニカルフェアにブース出展
えんのきNo.45 掲載


[2005.04](社)電子情報通信学会 東京支部 学生奨励賞受賞
3月5日に開催された東京支部学生会研究発表会で発表した論文が,学生会選奨委員会において特に優秀であることが認められ5月28日の東京支部総会おいて表彰されることになりました。
電気情報通信学会 東京支部学生会
   「PIC制御による7セグメント透明有機EL素子の作製と検討」小長井晶子さん(H16年度卒);発表数139件  受賞18件のうちの1件
[2005.03]電気情報通信学会 東京支部学生会
  平成17年3月5日(土)
機械振興会館 第3会場(65号室)11:09〜11:21  64 「PIC制御による7セグメント透明有機EL素子の作製と検討」○小長井晶子さんら 発表

[2004.05.29]
(社)電子情報通信学会 東京支部学生会奨励賞 受賞

「フルオレン系高分子材料を用いた積層型透明有機EL素子の検討」
市原正浩(B4(M0)),内田孝幸(助教授),大塚正男(教授)
発表数109件  受賞17件のうちの1件