電子画像研究室

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平成18年度工学部研究設備(文部科学省補助金)


[2007.3]
複合スパッタ装置(エイエルエステクノロジー社)、[平成18年度工学部研究設備(文部科学省補助金)]納入
[蒸着室] <--> [蒸着&スパッタ室] <-->[搬送室]<--> [グローブボックス]を試料が移動できるような装置をALS社に依頼。
その他:コニカルカソード、DCパルス電源、アルカリメタル用吸光レートモニタ、クライオポンプ、(冷蔵庫付きグローブボックス(KIYON社)[H19春応用物理、ALS展示ブースのものと同型])。 これで、悲願だった、大気暴露なしでの一貫試料作製、評価が可能になるハズです。
photograph of ALS1

KIYON社のグローブボックスです。左の出っ張りは冷蔵庫
photograph of ALS1
複合スパッタ装置、正面写真(グローブボックスは背面で接続)。
photograph of ALS1 photograph of ALS1
左)装置の概要(全景)が一度に見渡せる図が撮りたいのですが、画角的にこれが精一杯。
右)トランスファーロッドの下が通常は、空間が空いてマヌケな状態になるのですが、この場合、制御系がまとめてあるので、納まり(スペースファクター)が良い感じです。
真空機器のトランスファーは通常、マグネットフィードスルーを用いますが、これは、ダイヤルゲージ付きラック&ピニオンタイプ。位置再現が高く、搬送の位置決めが良好。搬送時ゲージを見ていればいいので疲れない。
photograph of ALS1
真空チャンバーは角型のものが3つ。左から順に蒸着室、スパッタ室(一部蒸着源有り)、搬送室。
photograph of ALS1
トランスファーロッドは搬送室まで。搬送室とグローブボックスの間は別系統で搬送します。(搬送室前のゲートバルブ:閉)。そうしないと、グロー分ボックスのゲートを開ける際に、非常に沢山のパージガスが必要になりますから・・・。
それだけの搬送室、されどパージガス(G3)が勿体ないので、追加をお願いしました。

photograph of ALS1
裏側です。
photograph of ALS1 photograph of ALS1
搬入は大型トラック2台です。1台は養生資材のみ
photograph of ALS1
取り回しも良く出来ていて、一つ一つのパーツ(ユニット)は全て普通のエレベータ
(貨物用でなく人間用の意味(20人Max))に乗りました。
photograph of ALS1
H19春、応用物理学会展示ブースにて、左)KIYON、Lee社長、右)ALS青島社長